第2回 中国茶の正しい飲み方
 
 さて、この聞香杯は、読んで字の如く、「香りをかぐコップ」(中国語で「聞」は、「匂いをかぐ」と言う意味)。 このコップの、基本的な使い方を紹介しちゃうよ!
 でも、別にこの記事通りに使わなくてはいけない、と言う決まりはないから、参考にする程度で充分。

               

 まずは、上記写真の様に、普通のコップ(口杯といいます)と聞香杯を用意し、どちらも熱湯で温めます(やけどに注意!)

               

 次に、いれたての烏龍茶(もちろん、東方美人茶・ジャスミン茶でもOK)を、聞香杯に入れます。

               

 写真の様に聞香杯に口杯をかぶせて・・・

               

 写真の様にひっくり返します。

               

 聞香杯を口杯からとり、聞香杯をワインの“ソワリング”の様に、鼻先でゆっくり回しながら、聞香杯に残った烏龍茶の香りを楽しみます。

               

 これで台湾茶の 「いい香り」 に癒され、台湾茶のトリコになっちゃう・・・。

 ただ、前の方にも書いた通り、この方法が「絶対正しい」と言うわけではないので、読者のみなさんが

 「こっちの方がやりやすいかな?」

 と思った方法で楽しんでも、全然問題なし。 むしろ、自己流の楽しみ方を開発するのは楽しい上、台湾人から

 「えっ!? この人、実はお茶通!?」

 と思われちゃうかも!? ※確証はありません。

 茶器にこだわりたい人は専門店で買うのがいいかもしれないけど、そうでなくて、純粋にお茶を楽しみたいのであれば、どんなコップでもOKだと私は思う。 でもまぁせっかくだから、台湾みやげということで、気に入ったコップや茶器の購入も考えてみては?
 もちろん、ここ、和昌茶荘さんでも、かわいくて安価なコップ達を売っています。 こちらで売られているコップは、小さいものが30元、大きめのものが50元。 しかも、普通の湯のみ茶碗と同じサイズのものも売っているよ。
 そして、「普段お茶は飲まないけど、お酒好きのお父さんに、ぐいのみとして買っていこう。」と言うお客さんが結構多いみたい! こんな理由で買っていくお客さんもいるとは、実はお店側も想定外だったかも?

               


 最後に、聞香杯を使うのに適したお茶に関して。 私はどんなお茶にも使えると思っているけど、やっぱり初めての人は、一般的なものを知っておく必要があるかな・・・。
 一般的に香りがいいと言われているお茶は、高山烏龍茶、包種烏龍茶、ジャスミン茶、東方美人茶の4種類。 人によっては、鉄観音茶や緑茶にも使うね。

 高山烏龍茶・・・ほんのり甘い香り、のど越しがさわやかで、飲んだ後、のどに香りが戻ってくる感じ。 和昌茶荘さんのオススメは、梨山茶と、ミルクの様な香りの金萱茶。

 包種烏龍茶・・・発酵度の低い烏龍茶。 味は日本の緑茶に似ているけど、ちょっと違う。 香りは蘭の花に似ている。

 ジャスミン茶・・・包種烏龍茶をベースに、ジャスミンの花で香りづけをしたもの。 和昌茶荘さんで売っているジャスミン茶の毛峰は、6回も香りづけをしているという、こだわりの逸品! ちなみに、よく見かけるボール状で、お湯を注ぐと開花する様に開くタイプのジャスミン茶は、中国製の工芸茶で、見た目を楽しむもの。 台湾茶専門店の和昌茶荘さんでは取り扱っていません。

 東方美人茶・・・このお茶は気候の関係上、台湾でしか生産できません(台湾以外の産地がかかれていたら、偽物だと疑ってください)。 お茶の新芽に虫をつけ、新芽に毛を生やさせる事によって、甘味を出す。 そのため、どんな安物の茶葉でも農薬を使いません(使ったら甘味を作る虫が死んでしまう!)。 香りは、まるで蜂蜜の様に甘く、味は渋み・苦味のない紅茶の様。

 次回は、台湾茶の効能と、飲み方などについて。