第8回 台湾のおかしな日本語、おかしな中国語
 
 台湾では日本語を目にする機会が多い。 日本製品が多く売られている事もあるし、日本の漫画やドラマが人気だという事も、日本製品が信頼されている事もあるけど、一番大きな理由は
 「日本語はカッコイイ」
 と言うイメージがあるから。 なので、説明書きが中国語で、明らかに台湾製の商品にも、なんだかビミョーな日本語が使われていたり、漢字の中にポツンとひらがなが一文字だけ入っていたりする。

 一番多い日本語使用は、ひらがなの「の」。 これは中国語で書かれた文章のなかにポツンと入っている事がとても多くて、時には文法が間違っている事も。 例えば「便宜の弁当」。 これは直訳すると「安いの弁当」。 完全に「の」はいらない状態になっているワケで(笑)。
 でもまぁ、書いている人たちは日本人じゃないんだから、そこは笑って許してあげよう!

            

 次に多いのは、カタカナとひらがながめちゃめちゃに使われている。 この中でも分類が多いんだけど、例えば写真の様な感じで、「ソ」 「ン」 「リ」 など、明確な使い分けがされていない。 まぁ、これも勿論台湾人が書いているんですから、許してあげましょうね。

 少しめずらしい例だと、文法も完璧で意味がきちんと通じるのに、選んだ単語が不適切で、なんだか残念な気持ちになるもの。 某有名台湾料理レストランのメニューでみかけたけど・・・いや、もう日本人が見たら、その場の空気が凍りつきますよ。 意味は正しいのに・・・チョイスが残念。

 

 その他にも、写真の様に一文字足りていなかったり、逆に余分な文字が入っていたりで、台湾で「怪しい日本語」を探すのは、けっこうおもしろい。 もちろん、台湾にだって、完璧な日本語のものはあります。 これは台北駅でみつけた、三越デパートのカンバンですが、さすが日系デパート、完璧ですね。

            

 ちなみに、台湾人が書いた中国語にも、なぜかビミョーなものもあったよ。 もちろんこの場合は単なる書き間違いってだけなんだけど・・・。 まぁ、わたしは見て大笑いしちゃった。

            

 いやこれもう明らかに、「カボチャの馬車でも来るんですか!?」と言う勢いで笑ってしまった。 本来は 「公」 と書かれるべきものが、 「瓜」 の様にかかれてしまった為にこんなものができてしまったワケ。 このバス停は木柵線のとある駅付近にあります。

 また、外来語を中国語で表記するため、一体原型はなんなの? と思うものも。 例えば、某人気化粧品ブランドの中国語表記は
 「倩碧(qian4 bi4)」 
 これ、どこだと思う? 実はクリニ○ク。 どこがだ! と思っちゃった。

 余談ですが、ここ数年で出てきた日本語に、 「ブサかわいい(略してブサカワ)」と言うのがあるけど、台湾人の友人たちに訊いてみると、ブサカワに相当する中国語がないらしい。 と言うのも、意味が相反しているにも関わらず、ひとつの意味を形成する言葉(形容詞)がないからなんだって。 「高低」 とか 「大小」 はあるけど、それは程度を尋ねる疑問詞。 形容詞じゃないの。
 でもわたしは諦めず、探し当てた! 「ブサカワ」 に相当する中国語を!
 「醜得可愛(cho3 de軽 ke3 ai4)」
 って言うんだって! ちなみにこの単語を中国語の試験で使ったら、試験官が肩を震わせて笑ってたよ・・・。 あ、その解答は 「○」 もらえた。