第14回 「台湾の結婚式」
 

 前回の記事で協力してくれた呉さんから「同僚の結婚式に来てほしい」と頼まれ、台北市の隣・汐止市にあるレストランでの結婚式に出席しました。 汐止と言う名称は、昔その地域迄汐が来ていたから、と聞きました。 以前は堤防がもろく、何度も冠水していたらしいけど、最近最新式の堤防を建設し、冠水の被害が大幅に減ったんだとか。 そんな汐止市も、今や台北近隣の工業地区。 今では近代的なビル群が立ち並んでいます。

 実は、台湾の結婚式に出席するのは、今回が初めて。 台湾に2年近く住んでるけど、なかなか機会に恵まれず、本でしか見た事がない「台湾の結婚式」。 一体どんなものなんだろう? 期待を胸に、いざ会場へ。

            

 会場の入口には、新郎新婦の写真が飾ってあります。 しかし、これ、日本人に有名な「変身写真」と同じ。 変身写真は個人で撮るものだけど、婚礼の写真は新郎新婦が一緒に撮ります。 でも変身写真よりも、ずっと豪華。 こ、これは日本の結婚式とは大きく違うね・・・とビクビクしながら、通された席に着くわたしと呉さん(呉さんは全然緊張してない)。



 式が始まると、進行自体は日本と変わらない。 スクリーンに映し出される新郎新婦の成長を記した回顧録、二人の出会いなど。 ・・・でも二人がこう、何と言うか・・・イチャイチャ?している?場面は、日本ではちょっと少ないかなぁ。

           

 新郎新婦と仲人さんは挨拶が終わり、舞台から降りて着席。 すると会場が暗くなり、ディスコ(古っ)の様に、少し前に日本で流行った、中国楽器を演奏する某女性グループの音楽が大音量で流れると共に、レーザー光が駆け回り、フラッシュがピカ○ュウ光りし始めた! これ、癲癇の発作とか起こす人でないんだろうか? かなり心配なんだけど・・・。

            

 なんとこの演出、最近台湾で流行りなんだとか。 この演出の最中に、会場側が各テーブルに料理を運ぶんだって。 でも食事の前にこれはちょっと。 台湾人は食欲をそがれないんだろうか・・・。 運ばれてきた料理を見ると、まー これまた量が多い。 わたしは一度の食事量がそんなに多いわけではないので、食べきれるかどうか心配になっちゃった。 結局後で知ることになったけど、残しても料理は持ち帰るんだよね、台湾人は。 日本では食中毒の心配もあるから、会場側が無理だと言うけど、台湾ではそれは持ち帰る人の責任と考えるみたい。



 お色直しで、新郎新婦が再び会場に。



 新婦がかごを持ってきて入ってきたんだけど、こどもたちが一斉に群がったから、一体何を持っていたのか撮影できず。 その上、群がってたこどもの足を踏んでしまった・・・ごめんね。

            

 料理もあと少しを残すところで、新婦側の親族が席を立ち始めました。 呉さんの話によると、台湾の習慣では、宴が終わる前に新婦側の出席者が帰るらしいの。

 料理も全て出終わったところで、わたしたちも帰る事にしました。 会場を出ると、新郎新婦が疲れているだろうに、来場者にごあいさつ。 これは日本と変わらないね。 各テーブルを回ってお酒を飲んだのに、お疲れ様。 そしてご結婚おめでとうございます!

            

 冒頭にも書いたとおり、台湾の結婚式に初めて参加して思ったのは、「芸能人のディナーショーに似てるかも」と言う感想。 加えて、全てがそうだとは思わないけど、台湾の結婚式には、お祝儀収入などのリアルな話も関わってくる。 そう考えると、ハデな演出もなんだか納得?
 とはいえ、結婚式はおめでたい席。 わたし達日本人は、普通に祝福すればOKだと思うよ。