第25回 「旧正月のゴーストタウン」
 

 旧正月かは早1ヶ月。日本の方から「旧正月はどういうかんじだったの?」という声をよく聞きましたので、今改めて旧正月について振り返ってみたいと思います。

旧正月のイメージって、どんなものがある? 爆竹を鳴らして花火をあげ、ドハデにお祝いするってイメージがあるんじゃないかな? 花火のドハデなお祭りで有名なのは、台南県塩水市で行われる祭りかな。 これは非常に危険なお祭りなので、完全防備しないと入域すら禁止! ……とまぁ、もちろん人が集まる場所ではそういうことをやるけど、台北からは人が少なくなって、街が静かなの。

         

 もう、本当にこんな感じ。 商店街のシャッターは閉まっちゃって、お店はやってないところがほとんど。 セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニや、スーパー、チェーン展開のコーヒーショップは営業しているところもあるけどね。
 この日は旧正月の元旦だったので、廟にお参りに行ってきました。 今年の元旦は新暦のバレンタインデーといっしょだった為、わたしが行った廟は凄いひとだかりで、テレビ局の取材も入っていたよ。

         

 こんな状態。 この廟は一般的に年に3回は混むんだけど、それでもここまで混んでいたのは、今回初めて見た。 わたしもさっそくお参りしました。 それにしても人が多すぎるため、廟のお参りに必要なお線香……台湾のお線香は、日本のものよりも太くて長い。 これの灰が落ちてきたら、やけどはまぬがれない。 実際、落ちてきた灰でやけどした人が何人かいた……。

         

 お参りがおわって、ゴーストタウンみたいな街をてくてく歩いて帰るんだけど、お店がほとんど営業していないせいか、時々営業しているお店に遭遇すると、そこは大体行列ができているの。 上の写真は、寧夏路夜市付近の食堂。 当日、ここが営業していた数少ない食堂だったから、近所の人や廟へお参りした人がここで食事をしていたよ。 だからすごく混むんだね。

         

 旧正月の除夕……つまり「おおみそか」にあたる日の前日まで、台北中のあちこちで買い出しに行く人がいて、この廟の近くなんてアメ横みたい。 なのに元日になると、パラパラとしか人がいなくて、つい数日前までの喧騒がうそのよう。

 では何故人がいなくなってしまうのかと言うと、台北に住んでいる人って、必ずしも台北出身ではない、ということ。 中部・南部・東部出身の人は、この年に何度もない、貴重な長期休暇を利用して、実家に帰る……というわけ。 なので商売している人も、故郷に帰ってしまうから、台北市内のお店は多くが休業になるんだよ。

 せっかく台湾に遊びに来たのに、お店がしまってて食事もできないし、買い物もいけない!なんて事にならないように、みんなも、旧正月がいつなのかをチェックしてね。