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音声を聞きながらの観覧は
より神秘的に見ることができます
 
9月28日は孔子の誕生日。今年2007年は孔子の生誕2557年にあたる。台北の孔子廟では毎年この日に盛大な祭典が行われる。台湾には台南などいくつかの孔子廟があるが、台湾では台北が総本山、ここで世界最大の孔子の祭典が行われようとしています。この祭典の参加者はほとんどが来賓でチケットが一般に配布されるのはほんのわずか、一般の人は観覧が非常に難しいとても厳粛な祭典。そこに今回はスタッフとして参加してきました。大成殿の祭典を見るだけでも非常に価値があるとされている孔子のお祭り、今回はスタッフならではの、一般客を入れる前に行われる、一般マスコミ等にも非公開の貴重なお祭りの写真も紹介してゆきます。
 
普段一般に公開されている孔子廟は祭典のため、27日のお昼から28日の午前8:30まで入場が制限される。孔子廟の内外には警備、警察など厳重な警備体制が敷かれた。27日の午後4時から外で並んでいた一般のお客さんを入れ本番同様のリハーサルが行われた。そして、本番28日は午前6時、多くの来賓が参加して祭典が行われる。9月28日は孔子の誕生日を記念し台湾では教師節とされている。

27日、リハーサルは午後5時過ぎに終わり、6時30分前に帰宅、友達と夕飯を食べ午後10時に帰宅し、次の日に備え11時すぎに床に就いた。28日2:30起床。朝というよりは普通に夜だ。たまにはこの時間に起きているでしょ!という時間。急いで準備をし3時すぎに家を出るとコンビニやマクドナルド、近くのCLUB、BARが普通に開いている。
午前4時前。孔子廟に到着すると、すでにたくさんのスタッフや祭典の参加者が中にいた。この時間、まだ観客は外には並んでいなかった。
4時すぎ朝食が配布された。この時間にどうして食事ができるの?という感じだったが後のことを考えてすべて食べた。



この2日間、いったい、何度鳥肌がたっただろうか。普段の孔子廟とは全く違う雰囲気、姿の廟はとても神秘的だ。
am4:00 大成殿:釋奠典禮の準備が着々と進む am3:50 控え室では式典で大役を務める小学生たちが眠そう
am4:30 開場前、童軍外でスタンバイ、しばしの休息 am4:50 開場警備の童軍が最終確認ミーティング
童軍は祭典では秩序維持組とし、会場の警備や祭官、孔子の通り道を確保する。ミーティングではお客さんが飛び出してきたらたたいてでも止めろとの指示。ただ、一部マスコミには式典内での取材を開放しているので、カメラマンを間違えてぶたないようにとの指示があった。
am4:55 開場は5:30、門の前には開場を待つ大勢の人が am4:58 大成殿が静けさに包まれる
 
崇聖祠祭典
午前5時ちょうどに崇聖祠の祭典が始まった。祭官の声と太鼓や鐘の音、そして古代楽器の音楽が暗闇の中に響く。あまりの神秘的な光景に鳥肌がたった。この祭典は非公開で行われるため、マスコミもいなければ観客もいない。私のように手の開いているスタッフと警備の警察など、観客は10名程度しかいない。
am5:00 崇聖祠では非公開の祭典が始まる。 観客無し、警察や手の開いている一部のスタッフが見守る
 
門の外には数百人の来賓が列を作っている。崇聖祠から聞こえる太鼓や鐘の音が外にも緊張感をちりばめる。
am5:20 空が徐々に明るくなってきた am5:25 童軍が会場警備スタンバイ
入場時間はam5:30からam6:00の30分間
日本や韓国、そして海外からも多くの来賓が参加。
ある韓国の団体は1団体でなんと114人の大ツアー。
日本からも全国各地の団体が参加。


am5:40 来賓が多くて移動が困難になるため、
      我々アナウンスチームは早めにスタンバイ。

      崇聖祠では6:00まで祭典が続いている。
am5:30 開場と共に待ちわびた大勢の来賓が入場
am5:45 日本人のお客さんの案内、孔子、祭官の通り道を確保、式典中は座らないよう来賓の方々に注意喚起
am6:00 入場門閉鎖。ある韓国人の方はバスの中で
      寝過ごし わざわざ韓国から来たのに会場に
      入れないというトラブルも。結局式典中会場に
      には入れなかった模様。


「ご来賓のみなさま、本日は偉大な聖人であり教育者である
孔子の生誕2557年を記念する式典にご参加ください
ありがとうございます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無事かまず、間違えずでアナウンス終了。
昨日のリハーサルでは90点の出来だったが今日は100点
am5:55 アナウンスチーム、中国語、英語、日本語(私が担当)、韓国語で式典のアナウンス。日本語だけが男性声 ↑
 
大成殿釋奠典禮
am6:00 ピッタシ、祭典スタート 朝方控え室で眠そうにしていた小朋友もキマッテます
会場には500名の来賓 開始後の3度の鐘で会場を清める
孔子を迎え入れる扉がついに開かれた 扉から孔子の霊を迎え入れる
今年の式典はこの38項目のプログラムで行われた。
1、典禮開始 10、開扉 19、祝讀祝文 28、奉祀官上香
2、鼓出嚴 11、瘞毛血 20、全體行三鞠躬禮 29、飲福受胙
3、鼓再嚴 12、迎神 21、行亞獻禮 30、撤鑽★
4、鼓三嚴 13、全體行三鞠躬禮 22、行亞分獻禮 31、送神
5、執事者各司其事 14、全體參禮者同時行禮 23、行終獻禮 32、全體行三鞠躬禮
6、糾儀官就位 15、進鑽★ 24、行終分獻禮 33、棒祝帛詣燎所
7、陪祭官就位 16、上香 25、総統上香 34、望燎
8、分獻官就位 17、行初獻禮 26、恭讀総統祝文 35、復位
9、正獻官就位 18、行初分獻禮 27、全體行三鞠躬禮 36、闔門
37、撤班
★金へんではなく、食へん 38、禮成
孔子の霊を大成殿に迎え入れ、祭官が挨拶 演奏、踊りなど、多くの祭事が孔子に奉納された
会場では小中学生から大学生、大人まで、約150人もの人が多くの人がステージで披露し孔子を祭ります。会場スタッフを含めると約200人もの人がこの孔子のお祭りを作り上げます。子供たちは古代から伝わる伝統楽器を演奏します。音楽が流れると会場は神秘的な空間へと変わる。


式典が終わるとスタッフや各国からの団体がステージに上がり台北市長らと記念撮影。そして大成殿では知恵ケーキが配られた。知恵ケーキとはこれを食べれば賢くなる、頭が良くなるというケーキで、この孔子の誕生際の日しかもらうことができない。参加者は知恵ケーキをもらうため超だの列を作った。
市長が知恵ケーキを配り終えると、私たちと式典を手伝った私たちとも記念撮影をしようということになり、この2日間行動を共にした接待組、秩序維持組とみんなで崇聖祠の前で記念撮影をした。そして私の仕事も終わり、受付に行くと最後の仕事、テレビ局が日本人の来賓にインタビューをとりたいということで、インタビューの通訳。これで無事に長くあっという間の2日間が終わった。
 
この日は晴天に恵まれた。この晴天は祭典に参加した小学生にはとても辛いものとなったようです。何重の衣装や帽子を見にまとい、1時間以上もたったまま緊張しながらの演奏や踊り、何人もが祭典中に熱中症になり、中にはリタイアする子供もいた。倒れて救急車で運ばれた海外の来賓もいた。
見るほうも式典中は座ってはいけないため、長時間暑い中で見るのは体力がいる。
 
 
この孔子の祭典の声がかかったのは2週間前。会場で日本語のアナウンスを担当してほしいとのこと。日本人受付2人も紹介してほしいということで、近くにいた友達2人を紹介し、3名の日本人スタッフが孔子祭典の接待組として参加することになった。孔子生誕の祭典といえば、参加者のほとんどが来賓で公開ではあるが、ほぼ非公開に近いくらいチケットを手に入れるのが難しい。それに孔子側のスタッフとして参加できることはとても光栄だ。祭典前日、午後1時すぎに孔子廟入りし午後2時からのミーティング、午後4時からの公開リハーサル6時すぎに終了。夜に友達と食事をし10時過ぎに帰り11時すぎに就寝、そして2時半起床、3時30分集合。式典終了帰りが9時すぎ。この2日間の中のいったい何時間をこの孔子廟で過ごしただろうか。一生の思い出に残る不思議な体験をしたような気がする。

2年目の孔子典禮の日本語アナウンス、来年も声がかかるのか。来年も担当する際には、その時、近くにいる方、接待組のお手伝いをお願いしますね。昨年誘った友達、今年誘った友達、みんな口をそろえて言います「本当に誘ってくれてありがとう。一生の思い出になりました」って。
式典の最後、台北市長から式典参加者に感謝状の進呈
そして私も感謝状をいただきました。
最後、大聖殿後ろで台北市長、童軍たちと記念撮影

そして、知恵ケーキ、ジュース、敬師ケーキ
孔子ストラップ他たくさんの物がプレゼントされた。
例年は知恵ケーキだけらしいが、今年は我々のがんばり
に特別に配布アイテムが増えたらしいです。
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